2020エコキュート
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エコキュートの仕組み・特徴とは?
エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用し、自然冷媒である二酸化炭素(CO2)へ集めた空気中の熱を使って、お湯を沸かす給湯機器の総称です。
正式名称を『自然冷媒ヒートポンプ給湯機』と言います。
「自然冷媒」とは、冷蔵・冷凍・空調などで利用できる冷媒(熱を移動させる媒体となる物)の内、自然界に存在する物質のことを指し、
アンモニアやプロパンなどもその代表格です。
『エコキュート』とは本来、関西電力の登録商標ですが、現在は国内のさまざまな企業で、自然冷媒ヒートポンプ給湯機器の愛称として使われています。
エコキュートの本体構造・仕組み
エコキュートは、以下の2つの機器で構成されることによって、お湯を作り出し、貯めておくことができます。
熱を取り込み、お湯を沸かす「ヒートポンプユニット(室外機)」
給水、および沸いたお湯を貯める役割を担う「貯湯ユニット」
まず、水道管の水が「貯湯ユニット」の下部から汲み取られ、「ヒートポンプユニット」へ送られます。
この「ヒートポンプユニット」は、見た目・性質ともにエアコンの室外機とよく似ており、電力を使用して空気中の熱を取り込みます。
ヒートポンプユニット内に吸収された空気熱は「熱交換器」によって冷媒へ集められます。
冷媒は「圧縮機」で圧力をかけられることによって高温になり、「水熱交換機」へ送られることにより、お湯を沸かす力を発揮します。
そして、沸いたお湯は「貯湯ユニット」の上部に貯蔵され、お風呂やキッチンなどへ供給される仕組みになっています。
このように自然界にあるエネルギーを有効活用するエコキュートは、環境問題の改善に大きく貢献できると期待されているのです。
エコキュートのメリット
「エコ」という言葉の通り『エコキュート』には、環境に良い(エコロジー)、そして経済的(エコノミー)という、大きなメリットがあります。
まずは、その具体的な点を見ていきましょう。
省エネ・創エネ効果があり環境に優しい
エコキュートの「ヒートポンプユニット」は稼動する際に少量の電力を必要としますが、お湯を沸かすために使用するのは主に、再生可能エネルギーである空気中の熱です。
機種によって多少の差はありますが、従来の電気温水器に比べると、使用電力は約3分の1で済むとされています。
電力と自然エネルギーの両方をバランス良く利用することで、効率的に沸騰・貯湯するため、地球温暖化対策などに非常に有効な設備と言えるでしょう。
「光熱費が安くなった!」という声が多数
エコキュートは基本的に、電気代が最も安い時間にお湯を沸かします。
この仕組みを上手に活用することにより「電気代・ガス代ともに今までよりも安くなって驚いた」という声が多数あります。
特に、都市ガスよりも割高なプロパンガスを使用している地域では、ガス給湯器をエコキュートに替えることで光熱費を節約できる可能性が高くなります。
また、ガスコンロをIHクッキングヒーターへ変更した方や、住宅をオール電化にリフォームされたご家庭においては特に、エコキュートが省エネや電気代の節約に大きく貢献している傾向があるようです。
IHとガスコンロどちらが便利?光熱費や交換費用は?
オール電化にリフォームする費用や、メリット・デメリット
「管理しやすい」「子供や高齢者の入浴も安心」という口コミも
「ボタン操作が簡単でわかりやすい」「使う湯量を管理しやすい」という口コミも多く見られます。
また「リビング・キッチンにいる家族と、浴室から通話できるから安心」という方もたくさんいらっしゃるので、幼い子や高齢の方が暮らすご家庭でも、安心して使えるでしょう。
タンクの水は非常時に使用可能
エコキュートの「貯湯ユニット」と呼ばれるタンク内には、常に大量のお湯または水が貯蔵されています。
この水は、「非常用水栓」が取り付けられている商品であれば、停電時や断水時にも取り出すことが可能です。
長時間タンク内に貯めている/タンク内が汚れている可能性がある、といった理由から、煮沸しないと飲むことはできませんが、災害などの非常時に生活用水として役立てることができます。
省エネ効果が高いと評判の『エコキュート』。給湯器を買い換えるリフォームの際に、
候補として考える方も多いことでしょう。しかし「本当にエコキュートは得なのか」「導入費用はどのくらい?」
「タンク内のお湯の量に限りがあるから、管理が大変と聞いたけど……」 といった不安や疑問もありますよね。
そこで今回は、エコキュートの設置にかかる値段・金額の目安や、施工事例・工事期間、製品の種類や選び方、
メリットとデメリット、さらに使用に関する注意点などについて、幅広くご紹介しましょう。
エコキュート設置工事の値段・価格相場
エコキュートを導入する際の費用は、製品の種類やタンクの容量によって異なりますが、約25~73.5万円が相場となっています。
各サイズ・種類ごとの価格帯(本体価格+工事費の合計金額)は、以下の通りです
なお上記の他にも、430Lや550L、コンパクトな180Lや200Lといったサイズがあります。
タンクの容量の選び方を間違えると、頻繁にお湯が不足したり、逆に無駄に余らせてしまったり、ということがあるため、ご家族の人数に合わせて適したサイズを選びましょう。
ご親戚やご友人がよく泊まりに来る/今後ご家族の人数が増える予定がある、といったご家庭であれば、少し大きいサイズを選んだほうが安心です。
また、シャワーを浴びる機会が多いなど、お湯を使う頻度が高い場合にも、大きめのサイズを選択することをおすすめします。
エコキュートの選び方!種類の違い・メーカーは?
エコキュートの種類【給湯専用・オート・フルオートの違い】
エコキュートは機能の違いによって以下のような種類に分けられます。
必要な機能を考慮しながら、一番適したタイプを選びましょう。
〈給湯専用タイプ〉
お湯張りや追い焚きなどの全自動機能がなく、手動で蛇口をひねってお湯を出すシンプルなタイプです。
設置費用が最も安く済むため、とにかく価格を重視したい場合に最適です。
製品によっては、浴槽内のお湯が設定量に達した際に、音声で知らせてくれる物もあります。
〈オートタイプ(セミオート/エコオート)〉
自動で「お湯張り」と「足し湯」ができるタイプです。
「保温」や「追い焚き」の機能はありませんが、その分価格が安く済みます。
お湯張りができれば十分、という方に適しています。
〈フルオートタイプ〉
「お湯張り」「足し湯」「追い焚き」を全て自動で行うタイプです。
お湯の温度や量を設定しておけば、温度が下がったりお湯が減ったりした時に自動で調整してくれます。
ボタン一つで簡単に操作できるという利便性がありますが、あらかじめ設定しておかないと、必要のない時にまで足し湯や追い焚きが行われて光熱費がかかるため、注意が必要です。
〈多機能タイプ〉
ちなみに、メインである給湯機能の他、自動のお湯張りや、床暖房、浴室暖房・乾燥まで一台でまかなえる「多機能タイプ」の製品もあります。
温水式電気床暖房や浴室暖房の設置を予定している、またはオール電化住宅へのリフォームを検討されている場合におすすめです。
エコキュートの主要メーカー
人気があるエコキュート商品を生産・販売しているメーカーには、パナソニックや三菱電機、ダイキン、コロナ、日立などがあります。
企業によって、シャワーの水圧が高い機種や、マイクロバブルバスを楽しめる商品、スピーディーに浴槽にお湯を張れる機器など、色々なタイプの物を提供しています。
保証期間や修理時の対応時間なども異なるので、日々の使いやすさやメンテナンスの手頃さなども考慮して、適した製品を選択しましょう。
エコキュート取り付けリフォームの事例・費用・工期
使用されていたガス給湯器が故障したため、エコキュートを導入しました。
ガスと比べて、安全性の向上や光熱費の節約が期待できます。
電気代が時間帯によって安くなる「電化上手」やオール電化割引を活用できることから、ダイキン製のエコキュートに交換リフォーム。
「沸き上げ制御」や「沸き増し運転」「チャイルドロック」などの7機能を備えた機種を採用しました。